外壁屋根塗装のトラブル事例【狭山・入間・川越・所沢】ひがしじま塗装まで巻き込まれた例

ある住宅街の戸建てのお宅の屋根と外壁の塗装工事していた時に起きたトラブルです。

私は施工する家の前にある駐車場に車を停めさせてもらい、足場に登って塗装をしていました。

すると私の車の前に車が停車しました。
この施工しているお宅に用事がある車かと思って見ていると、作業服を着た営業マン風の男性が向かいのお宅のインターフォンを押して話をしていました。

なんでわざわざ訪問するお宅の向かいの家の前にピッタリつけて車を止めるのか?
違和感があったのでよく覚えていました。

向かいのお宅は年配の女性が一人で住んでいて、私が施工しているお宅と仲が良い感じでした。
私自身も会うと挨拶する良い関係でした。

そんなことがあった翌日、いきなり向かいのお宅の前に足場屋のトラックが止まって、足場の設置工事が始まりました
道路に道具を広げて、近隣に挨拶もせず、勝手に両隣の家の敷地に入って足場をかけていました。

斜め前にあるお店さんが「お客さんが駐車場に入れない」と注意するとふてくされたような態度。
若い職人風の格好はしていましたが、まともな建築業社ではないことは一目瞭然でした

「私のところで塗装するときはお願いするわね」
向かいのお宅の女性からはそう言われていたので、ちょっとびっくりしてしまいました。

悪質塗装業者の手口

後日、向かいのお宅の女性から直接お話を聞きました。

なんと、先日私の車にピッタリ付けて停車した車は、私のところと協力関係にある会社で、私の方は忙しいからウチで工事すると話したとのことでした。

しかも、私が工事している足場に登って、
屋根のトタンの釘が浮いているのを見つけたからすぐに直した方が良いとアドバイスしにきた」と言ってきたそうです。

すでに私を信頼してくれていた向かいの女性は、なんの疑いもなく信用して、80万円もする補修工事の契約をしてしまいました。

一応契約書を確認させていただいたところ、契約書にはしっかりとクーリングオフの文面が記載されていました。
ここまでしっかり嘘をつく悪質な業者ですから、クーリングオフで逃げられるのが怖かったのでしょう。

足場設置は3日後と約束していたのに、施主さんが不在の日に勝手に来て、勝手に敷地内に入って足場をかけて行きました。

本当にこんなことする業者いるんですね。
私もこの業界に30年以上いますが、噂に聞く以上のひどいやり方です。

契約してしまうと断るのが大変です

こんな酷いことをする業者ですから、絶対に屋根に登って工事させるわけにいきません。
ここからは、私もアドバイスしながらクーリングオフで契約解除を先方に伝えました

案の定、のらりくらりと逃げようとする営業マン

これでは埒が空かないので、消費生活センターへ連絡して、消費生活センターの担当者から悪徳業者へクーリングオフを伝えてもらいました。
そこではクーリングオフを受け付けると約束したとのことで、ほっと一安心でしたが。

その翌日。。。またトラブルです。。。

日本語も話せない外国人二人が、鍵のかかっている門を乗り越えて、勝手に屋根に登って工事を始めました。

施主さんは在宅中でしたが、表にも出ることができず、恐怖でしかありません。
いきなり知らない外国人が挨拶もなしに屋根に登って工事始めるんですから。

当然、警察を呼びます。パトカーが家の近くに到着すると、2人のうち一人が裏の家の敷地を突っ切って逃げました。 たぶん不法滞在だったのでしょう。

残った一人はお巡りさんに注意されて、壊したトタンを元に戻して帰っていきました。
もうめちゃくちゃですね。

こんな業者が勝手に屋根に登って、ガンガントタン剥がし始めるなんて、警察には不法侵入と器物破損で逮捕してもらいたいくらいです。

しかし、塗装工事の契約がある以上、逮捕まではできなかったそうです。
警察から工事業者の社長へ電話して、厳重注意ということで終わりました。

工事を始めてしまえば、クーリングオフを諦めると思ったのでしょうか。
何から何までビックリの悪徳業者です。

足場を撤去させるまで気は抜けません

これは一筋縄では行かない業者だとわかったので、クーリングオフの書類も送りました

再度、消費生活センターの担当者さんからも電話していただき、早急に足場を撤去するように伝えました。日付を切らないとダラダラと伸ばされる可能性があるので1週間以内と期限を切って約束させました。

消費生活センター、警察からの電話で観念したのか、5日後に足場は撤去されました。
設置と同じく、道路を好き放題占有して、隣の家にも勝手に入って撤去して行きました。

工事後にざっと見て回りましたが、建物の破損は見当たりませんでした。
それだけは救いです。

この悪質業者はヤ⚪︎ザと同じですね。

ここまでのやり取りで向かいの女性は疲れ切っていました。


そりゃそうです。年配の一人暮らしですから、その心労は計り知れません。
私が当事者でも相当疲れると思います。

無事に足場を外してくれるのか?
クーリングオフして仕返しをされないか?
壊れたトタンは本当に大丈夫なのか?

論理的に話をしても通じない相手ですから、ヤカラというやつですね。
こんなしなくても良い苦労をしないためにも、飛び込み営業には気をつけましょう。

塗装の悪徳業者の手口を知ることは重要です

いかがでしたでしょうか?
これが実際の業者の手口です。

もしも身内や知り合いに年配者だけで暮らしている人がいたら、この手口を説明してあげてください。
人の良い年配者には断ることができないように、話を持っていかれます。

注意するのではなく、相手にしないことです。

建築関係で飛び込み営業は、相手にしないことが最大の防御です。
「一方的に話を切るのは失礼ではないか?」と思わないでください。

相手は騙す気満々のプロですから、会話になればつけ込んできます。

「うちは結構です」の一言で終わりにしましょう。